· 

欲望があってもきかれない限り自分から言い出さな方が良い

 

吉田兼好は、徒然草で、

 

よくわきまへたる道は、必ず口おもく、問わぬかぎりは言わぬこそいみじけれ

 

 

としている。

 

相手がものをよくかわっている人間だと、こちらから言わなくても、いいたいことを察してくる。こちらから言い出すと裏目にでることもあるであろう。

聞かれない限りは、自分の要求するものを口に出さない方が良いという人生観である。

 

見方を変えると一種の駆け引きともいえるが、人との関係を考えると、関係に影響をあたえうるポイントであり、大切なことでもある。